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「ワンピース歌舞伎」のレビュー
お久しぶりです、ジルマ=グレイスです。
久しぶりなうえに、カルトナージュの話題ではないのですが、
久々にすごい舞台を見たので、どうしても感想を書きたくなりました。
というわけで、タイトルの通り、
「ワンピース歌舞伎」を観劇した感想です。
※ネタバレを多少含みます。
ワンピースの漫画/アニメなどで、舞台化された頂上戦争編のエピソード自体を知っている人向けに書いています。
それでは。。。
↓↓↓
第一部、幕開けは、シャボンディ諸島のオークション会場
いきなりびっくりしたのが、出だしです。
長いエピソードだけに、いろいろ端折られているんだろうなぁ、
と予想してました。
するとなんと、幕が開いたらシャボンディのオークション会場。
人魚のケイミーが、危うく人身売買されそうになります!
そこから!?
そこからマリンフォードまで超長いけど、一日で終わるの!?
すごいのが、ちゃんとそこまで描き切っているところで、
しばしば人間から差別を受けている「人魚(魚人族)」を買おうとする、天上人(高貴な血筋で世界を牛耳っている貴族みたいなもの)を、
ルフィが爽快にぶっ飛ばします。
そして、”ものども、であえ、であえ~”
な中で、麦わらの一味が口上を述べるシーンが、最初の見どころ。
第一部、ワンピース的見どころ:麦わらの一味、口上を述べる
口上は、歌舞伎アレンジが入っています。
「義理人情に、金勘定。泥棒猫のナミたぁ、アタシのことサ♡」
という具合。春猿さん最高です。
コック⇒包丁人
サイボーグ⇒機械人間
というように、カタカナ語はいい具合に漢字になっています!
しかも、この口上は、歌舞伎的見どころでもあります。
「しらざあ言って聞かせやしょう」のセリフで有名な、「白波五人男」を意識した名乗りとなっています。
語呂や韻、調子のいい台詞が満載です。
第一部、スーパー歌舞伎的見どころ:ハンコックとルフィの早替り
女人海賊団の船長、女王にして絶世の美女ハンコックと、
ルフィの2役を猿之助さんが一人で演じています。
二人の会話シーンでは、衣装を一瞬で替えて出てくるのです!
衣装も口調も性別も違う2役を「早替り」しているのですが、
四代・猿之助さんにしかできない妙技ですね~。
さてさて、女人島を経て、お次は第2部。
大監獄インペルダウンへ!
ということで、続き「その2」はまた次回~