お正月に!沖縄紅型プリントのファブリックボード

鮮やかなお花、沖縄の紅型模様

お正月用、沖縄、紅型(びんがた)プリントファブリックボード

 

2017年、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 

さてさて、本年は酉年と言うことで、鳥の柄の布なぞ使いまして、正月飾りでも…。

と、手持ちの布を思い返しましたら、沖縄の紅型プリントがちょうど鳥の柄だったもので、ファブリックボードを作ってみました柄もなんだか豪華な感じ。お花は牡丹だと思います。

 

沖縄紅型プリントのファブリックボード

 

カラフルな鳥の群れとお花が、お正月っぽさを引き立てます

ちょっとアップの画像すると、生地の表面のエンボス部分がわかると思います↓

白地に、横に線が入っているのは凸凹した部分です。地の色が白だと、ちょっと頼りなく見える記事も多いのですが、この凸凹のおかげで、しっかりした生地に見えます。

 

沖縄紅型プリント、近接

 

お花も鮮やか! 牡丹の花に見えますが、いかがでしょうか。

鮮やかなお花、沖縄の紅型模様

 

お正月飾りとはいえ、ファブリックボードなので、家の玄関の外には出せませんが、お部屋の扉にかけて飾っております。

ちなみに、上部の紐の部分は、相模原市・津久井の工芸品の組紐(くみひも)です。

 

2017年がよい年になりますように!

2016年は、色々と自分がこれまで支持してきた価値観が、崩壊してしまった年でした。

(イギリスのEU脱退(が国民投票で決まった)とか、トランプ次期大統領になってしまったとか、SMAP解散とか。。。)
2017年がよい一年になりますように、切に願っております。

カルトナージュでクリスマスツリー、1dayハンドメイド☆

カルトナージュでクリスマスツリー、パーツ2枚

カルトナージュでクリスマスツリーを作ってみました

 

以下、カルトンの切り出しからニスぬりまでの手順をざっと解説。

 

  1. クリスマスツリーの形に切り出したカルトンを2枚用意します。
  2. 両面に白い和紙をボンドとでんぷんのりの混合のりで貼り付けます。
  3. 雪の結晶の金色のスタンプをランダムに押します
  4. 星形のシールをちりばめます
  5. ツリーのてっぺんの星形には、金色のスタンプ台を直接押し付けて金色に
  6. カルトンの側面もスタンプ台を押し付けて金色に
  7. デコパージュ用のニスでつやだししてパーツは出来上がり

カルトナージュでクリスマスツリー、パーツ2枚
 
 

パーツを組み合わせると、クリスマスツリーの出来上がり!

 

パーツさえ切り出せば、あとはお子さんでも楽しめます。

ホワイトクリスマスっぽくするために白い和紙を張りましたが、
緑の紙を貼ってカラフルなシールでオーナメントを飾っても楽しいと思います。

 

カルトナージュでクリスマスツリーを作ってみた

 

2mm厚のカルトンで作りましたが、はがきサイズくらいなら1mm厚のカルトンでも十分だと思います。今回は、イギリスの友人へクリスマスカードに同封できるものということで「組み立てれば3Dだが、ばらすと薄っぺらくなる」ということでこちらを思いつきました。

さくっとハンドメイドして、オフィスの打ち合わせデスクや玄関など、さりげなく飾ってみるのもいいかと思っております。

以上、1日でできるカルトナージュ応用編でした!

『不思議の国のアリス』をモチーフにしたファブリックパネル

アリスのイラストの切り抜きを重ねて立体感を出しました

『不思議の国のアリス』のファブリックパネルを作りました!

 

時計の柄の布が、あまりにもアリスの世界にぴったりだったので、この布をメインにファブリックパネルを作ってみました。

 

『不思議の国のアリス』のファブリックパネル

 

 

カルトナージュとシャドーボックス・デコパージュの技法を応用

 

アリスのイラストの切り抜きを重ねて立体感を出しました

今回は、いつものカルトナージュのほかに、シャドーボックス・デコパージュの技法も応用しました。

背景+アリス+外枠の3段にイラストの切り抜きを重ねて、立体感を出しています。

(本物のシャドーボックスは3枚どころではありませんが、あんまりやると重くなっちゃうので)

 

イラストは、1907年に出版の『不思議の国のアリス』より、挿絵画家がアーサー・ラッカム版のものより使わせていただきました。現在は、著作権切れでパブリック・ドメインになっております。

テニエル版のイラストが一番有名ですが、個人的にはラッカム版の雰囲気が好きかなーと思います。

 

 

リボンや金属パーツで、さりげなくアリスの世界観を表現

 

 

 

金属パーツをちりばめました

 

周囲には、王冠や懐中時計、洋画の額縁など金属パーツをちりばめました。

”the・アリス”という風にはせずに、ちょっと控えめにしたかったので、時計を持ったウサギや、ハートの女王は出てきません~。

 

 

ファブリックパネルの後ろ側はこうなってます

 

ファブリックパネルの後ろ側

 

土台は、コルクボードです。その上にカルトンを張り付けて、平らにしてから、布を張っています。

左右の上部に、三角吊り金具がついています(写真だと、前方に折れ曲がっているので、三角部分が見えていませんが・・・)。

画鋲で壁に飾ることができるので、お手軽です。

 

 

<作品販売のお知らせ>

『不思議の国のアリス』をモチーフにしたファブリックパネルは、Creemaで販売しています。

よろしければご利用くださいませ。

 

 

<関連記事>

カルトナージュで「不思議の国のアリスのウェルカムボード」

 

 

布・紙を探して in ニュージーランド!-キウイ柄やマオリ伝統模様など♪

ニュージーランドの布2

布・紙を探して in ニュージーランド編

だいぶ時間がたってからの記事執筆になってしまいましたが、2015年秋にニュージーランド旅行の時にゲットした布・紙のご紹介です。

まずは、布のご紹介。

ニュージーランドならではの模様の布たち

ニュージーランド固有種の鳥「Tui(トゥイ)」や、国のシンボルともいえる「シダの葉」「マオリ族の伝統的な模様」をあしらった布です。

特に、トゥイはかわいい!

トゥイは、喉元に白いボンボンを付けているのが特徴です。「トゥイ」という語感もかわいいのですが、これはマオリの言葉なんだそうです。日本語名は、エリマキミツスイ。…んー、可愛さ半減(;^_^

ニュージーランドは、キウイ(Kiwi)をはじめ、カカポ(Kakapo)タカへ(Takahe)など、鳥がかわいいです。天敵がいない環境で進化してきた鳥たちなので、ちょっと緊張感のない、ボヘーっとした(失礼!)顔をしているように見えます。のんびり~~。キウイに至っては飛ぶことさえ忘れてしまった…、鳥なのに!

そこがまた癒されるんですよね。本物を見たかったです。次回こそは…!

(※鳥の名前のリンク先は、ニュージーランド環境保全省のサイトなので英語ですが、英語がわからなくても写真は楽しめます♪)

ニュージーランドの布2

赤い布(左上)は、マオリの伝統的なパターンの一つです。モチーフが何かは、学術的にもはっきりとしていませんが有力な説としてはハンマーヘッドシャーク(日本語名、シュモクザメ)の頭の形だろうということです。そういわれるとそう見えてきた…!

(※ハンマーヘッドシャークの名前のリンク先は、ナショナルジオグラフィック日本語版の動物図鑑です。)

 

《お店はここ!オークランドのクイーンズアーケード内にあります》

■New Zealand Fabrics & Yarn

お店の住所:Queens Arcade Shop 28, 34 Queen St, Auckland, 1010, New Zealand.

実は、メインの商品は毛糸ですだって、羊の国だもの。
編み物系ハンドメイドのかたも必見なのですよ🎵

世界を旅するカルトナージュ・ギャラリー「ニュージーランドの間」でこちらの布を使った作品公開中!

 

博物館のギャラリーショップで見つけた、ラッピングペーパー

オークランド博物館のギャラリーショップでは、素敵なラッピングペーパーも見つけちゃいました!

古き良き時代のイラストがコラージュされた、ニュージーランド柄の紙です。厚みもあって、カルトナージュにぴったり!しっかりした作品ができそうです。

ニュージーランド柄のラッピングペーパー1

 

ニュージーランドは、島国で国の形も判別がしやすく、絵になります。

そしてそして、人口よりも多いといわれている羊!やっときました羊!

あまりにも多い=日常だからか、羊モチーフは観光客用のものにチラホラあるくらいです。生地屋さんにも羊パターンの生地は置いてありますが、実はオーストラリア製だったりして(笑)

という中で、レトロなイラストの羊は、なかなかいいです。

キウイ柄のラッピングペーパー1

 

《博物館はここ!オークランド市街からバスで約7分》

■オークランド博物館

博物館の住所:Tamaki Paenga Hira, Auckland Domain, Parnell, Auckland Central,Auckland, New Zealand.

オークランド博物館は、併設のカフェのサンドイッチもおいしかったです。

マオリ族の建築やカヌーなどの展示のほか、絶滅してしまった世界最大の鳥「モア」や火山についてなど自然の展示もあります。地元の小学生が遠足に来たりしていました。

 

そのほかの「布を探して」シリーズもよろしく!➡

週末30分ハンドメイド★カルトナージュ応用編、果物ナイフカバー

果物ナイフカバー_ハンドメイド_

カルトナージュの技法で、果物ナイフカバーを制作

週末の30分ハンドメイド☆果物ナイフカバー

カルトナージュの技法を応用して、果物ナイフカバーを作りました!

果物ナイフカバー_ハンドメイド_01

 

ざっくり、手順

カードボードを、ナイフの形に合わせてカット。背側に厚みを持たせるのがポイント。

無地のマスキングテープでナイフの形に合わせて張り合わせ、土台を作成。

柄入りの紙ナプキンをデコパージュ用の糊で貼り付け。

刃の下の方に穴を開けてヒモを通し、ナイフが引っ掛かって落ちないように、一工夫。

果物ナイフカバー_ハンドメイド_02

で、完成しました~。

デコパージュのノリは、乾くと耐水性があるので、汚れもある程度防げます。(健康面・安全面の問題から、食品が直接触れる面には接しないようにしたほうがいいと思います。)

 

土台さえ組み立てられれば、紙を張る分にはいろんな形でカルトナージュができそうです。

カードボードなので、工作用紙とおんなじ紙の厚さですから、強度のほうはあまりありませんが、普段使いとしてはOKなレベルです。

ちょっとしたカバーを付けるだけで、果物ナイフを安全に扱えるようになりました~。料理するときも楽しくなります。

仏教の散華(さんげ)をカルトナージュでアレンジ、壁掛けに

散華をカルトナージュでアレンジ!

散華のフレームをカルトナージュで作る

散華(さんげ)をカルトナージュでアレンジしてみました!

散華をカルトナージュでアレンジ!

とはいえ、私自身も散華を目にするのは奈良旅行で西大寺でお目にかかって以来。そもそも散華って何、というところからいきたいと思います。

 

散華とは?

「散華」とは、仏教の儀式の際、生花の花びらをまいて場を浄めたていたものを、花びらの形をした紙で代用したものです。

お釈迦様とゆかりの深い、蓮の花と考えられます。一説には、菩薩や如来が現れるときには、花の香りが漂ってきて花びらがあたりに舞うという神秘的な現象が起き、それをもしているともいわれます。

そのうち、花びらの形をした紙に仏教的なモチーフの絵を描くようになり、単なる「花びら」の代用品から、それ自体が工芸的・美術的価値を持つまでになって、現在にいたります。

 

仏教アイテムの散華を、キリスト教の教会でゲットという経緯

先日、国際基督教大学(略してICU)の宗教音楽センターで開催された「聖なる聲(こえ)」というイベントを鑑賞してきました。

これは、キリスト教の聖歌隊と、イスラム教のイマームと、ヒンドゥー教音楽奏者と、仏教のお坊さんズが、同じひとつの舞台に立って、それぞれの宗教音楽を演奏/歌唱するという、画期的なイベントでした。

 

ICU宗教音楽センター特製(?)の散華

散華はその際に、仏教チームのパフォーマンス(といっていいのか、お経を読むんだが)の際に辺りに撒いたものなんですね。ありがたく何枚かいただいて帰りましたが、そのままでは飾れないので、額にいれなくては、とは思っておりました。

 

花びらの形に合う枠って無いよね…。じゃあカルトナージュで作るか!

「ないなら作ってみようじゃないか」。というのがモットー。

カルトナージュのいいところは、カッターで切って再現できそうな形なら、何でもアレンジ可能なことです。

カルトナージュで散華の枠を作ってみました

材料も和風にして、和紙と組みひもを使いました(※材料の解説は、記事の下部にあります)。壁に掛けられるよう、上部に穴をあけて金具を留めてひもを通しました。

 

こんなご時世ですから、四大宗教ミックスイベント自体が貴重です。そこでもらい受けたものですから、やっぱり異文化交流に使うのがふさわしいのではないかと考えました。そのため、この二つの散華は、学生時代のホストファミリーに送りました。今頃海の向こうです~。

 

 

《材料解説》

①散華:ICU宗教音楽センター特製、「聖なる聲(こえ)」四大宗教合同音楽コンサートで真言宗智山派観照会の皆様のパフォーマンス時に撒かれたもの。
※どのようなイベントだったかについては、下記ニュースサイトの記事に詳しいです。

参考)
ICUでシンポジウム「聖なる聲」 4つの宗教の祈り聞く : 文化 : クリスチャントゥデイ

 

②枠の表面の和紙:「ゆしまの小林」さんの玉虫染め。文京区湯島でおりがみ会館を運営している、江戸時代から続く和紙専門店。
参考)
湯島にある、「おりがみ会館」のサイト

 

③枠の外側の組紐(くみひも):相模原市津久井の特産。
参考)
くみひもの里 津久井 : 工芸品 : 特産を買う、味わう | 一般社団法人 相模原市観光協会