私の住んでいる自治体では,市内の小中学校に
日本語支援ボランティアを派遣して,
外国から来た子どもに「日本語」を教えるための取り出し授業を行っています.
まず,学校から市の教育委員会に要請→ボランティア団体に連絡が入る
→地理的に近く,時間もあうメンバーが学校に出張して,日本語を教える,
という形をとっています.
私も,リハビリとして昨年9月よりこの活動に参加.
ちょうど,母校の中学から要請があり,
週2日は学校へ行って出張授業を行っています.
一応有償ボランティアなのですが,それ程の額ではありません.
大きな工場があったりする地域だと,ブラジル系や韓国系,
と外国人がまとまって住んでいて,子どもへの支援も充実していたりするのですが,
私の住んでいる自治体のように,学校にせいぜい2,3人,
出身国も年齢もバラバラ,だと,自治体の支援も決まった形がとれないのです.
(ついでに予算もつかない,と…)
このため,「義務教育」期間も,ボランティア頼みになってしまっているのです.
本当は,誰しも平等に教育を受ける権利があるはず.
もっと行政にはちゃんとした支援をしてもらいたいと思います.
ちなみに,私は市の国際交流センターで日本語教育ボランティアをやっていたとき,
知らないおじさんにいきなり怒られて,
「お前らみたいなのが外国人に親切にするから,外国人が増えて困るんだよ!」
みたいなことを言われました.
少子高齢化の日本で「学ぼう」と意志のある人をないがしろにしてたら,
国自体が潰れると思うのですが….
あのとき,恐怖のあまり反論できなかった自分が悔しい.
どうどうと胸を張って自分の活動をしていきたいものです.