函館づくしの「五角形カルトナージュ」を作りました
イカ墨染めの布で作った、五稜郭をイメージした五角形のカルトナージュです。函館モチーフづくし!
サイトにも更新しました。
イカ墨染めの布で作った、五稜郭をイメージした五角形のカルトナージュです。函館モチーフづくし!
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前回に続きまして、地震の結婚式で使った「カルトナージュで手作りした結婚式アイテム」をご紹介します。
今回は2品目、「ゲストブック・カバー」です。
こちらも結婚式でハンドメイドするアイテムの定番かもしれません。ブックカバーの作り方の応用+写真たての作り方の応用を組み合わせて、Dリングなどのパーツも利用して作りました。
リングピローと同じ布で作りました。こうしてみると全く違和感がありませんが、実は古い着物の生地だったので「ザ・和風」だったんです。この編みこみのような模様は、檜垣文様という伝統的な模様のようです。
レースと組み合わせたらあら不思議、完全に洋風に。しかも生地は裏返しにして使っています。
中を開けるとこんな感じ!
上側は、写真たての作り方を応用して、結婚式で二人がサインした「結婚証明書」をスリットから入れて、立てて飾れるようになっています。ピンク色の紙はインド製、昨年末に作ったスケジュール帳カバーと色違いです♪
下半分は、Dリング金具を取り付けて、2穴のあいたゲストブック用紙を入れられるようにしました。
ここでも、ブログのサブタイトル「~普段使いのカルトナージュ制作日記~」にある通り、「使える」「実用性」を大切にしているZ=Graceとしては、収納すること、飾ることを念頭に置いて制作してみました。
表紙はリボンで結べるようになっていますが、リボンは会場でウェディングメニューの試食会に参加した際にいただいた、メニューに結んであったリボンをリサイクル。縁のあるもので使ると、また思い出になりますよね。
ギミック的にはこれが一番手間がかかっています。
それでは、次回は3品目、別の意味で手のかかった「雪降るウェルカムボード」です。お楽しみに~!
前回の投稿より早一年がたってしまったかと思うと…。ほんとうに久々のブログ更新です。
2017年のスケジュール帳カバーもカルトナージュで作成しましたが、2018年もスケジュール帳カバーを作成してみました!(昨年末に作成したものです)
表紙は前回に引き続き、紙製です。珍しいインド製の和紙です!
和紙というには語弊があるかもしれませんが、いわゆる一般の紙に比べて、繊維が長くて触感が和紙です。日本橋の和紙専門店「小津和紙」さんで入手したものです。
日本中の和紙がありましたが、何故かインド製のこれを選んでしまいました。表面は少しきらきらというか、ラメ感があり、明るい色です。オレンジとピンクの2色を買い求めましたが、こちらで使っているのはオレンジ。
内側、袖の部分にはハワイアン柄の生地を使いました。こちらはホノルルで買ったハイビスカス柄の生地です。
淡いグリーンが、表紙の明るいオレンジにぴったり合いました。
ご覧の通り、背表紙に丸みを持たせて作っているので、リングノートのカバーとしても使用できました。背表紙に丸みを持たせるのに、リップルボードを使っている作り方は、前回書いた記事で触れています。
小津和紙さんへの地図と住所: 日本橋本町3丁目6−2 小津本館ビル 1F
ところで、2017年用の手帳カバーでは、ピンクの表紙、内側が水色ベースのイチゴ柄生地を使用していたんですが、これにはある理由がありました。
そう、風水を意識したんです!
ピンク、すなわち恋愛運UPのために自作しました!イチゴは風水的には、「出会い」「はじまり」を意味し、「良いご縁に巡り合えますように」「素敵な人と出会えますように」との思いで作りましたが、その甲斐あって…
2018年、結婚することになりました!
ブログ更新が一年ぶりなのは、準備などでとても忙しかったからです。もちろん、結婚式で使うウェディング・アイテムもカルトナージュで作ります!(鋭意制作中)
…と、ふと思いました。しかも、スケジュール帳カバーのように毎日使うものとか。「年初の抱負」を意識せざるをえなくなりますので、なにか目標のある方はトライしてみるといいと思います。「レコーディング・ダイエット」のように、毎日意識して記録をつけるだけで自然と食事に気を付けるようになって痩せられる、という方法がありますが、それと同じように、
・毎日、意識する
・頭の中で考えるだけでなく、紙にかいてみる(アウトプットする)
をサポートするアイテムとして、力を発揮するのではないでしょうか。
というわけで、次回からはカルトナージュで作ったウェディングアイテムをご紹介できるように頑張りたいと思います!
2017年、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
さてさて、本年は酉年と言うことで、鳥の柄の布なぞ使いまして、正月飾りでも…。
と、手持ちの布を思い返しましたら、沖縄の紅型プリントがちょうど鳥の柄だったもので、ファブリックボードを作ってみました柄もなんだか豪華な感じ。お花は牡丹だと思います。
ちょっとアップの画像すると、生地の表面のエンボス部分がわかると思います↓
白地に、横に線が入っているのは凸凹した部分です。地の色が白だと、ちょっと頼りなく見える記事も多いのですが、この凸凹のおかげで、しっかりした生地に見えます。
お花も鮮やか! 牡丹の花に見えますが、いかがでしょうか。
お正月飾りとはいえ、ファブリックボードなので、家の玄関の外には出せませんが、お部屋の扉にかけて飾っております。
ちなみに、上部の紐の部分は、相模原市・津久井の工芸品の組紐(くみひも)です。
2016年は、色々と自分がこれまで支持してきた価値観が、崩壊してしまった年でした。
(イギリスのEU脱退(が国民投票で決まった)とか、トランプ次期大統領になってしまったとか、SMAP解散とか。。。)
2017年がよい一年になりますように、切に願っております。
散華(さんげ)をカルトナージュでアレンジしてみました!
とはいえ、私自身も散華を目にするのは奈良旅行で西大寺でお目にかかって以来。そもそも散華って何、というところからいきたいと思います。
「散華」とは、仏教の儀式の際、生花の花びらをまいて場を浄めたていたものを、花びらの形をした紙で代用したものです。
お釈迦様とゆかりの深い、蓮の花と考えられます。一説には、菩薩や如来が現れるときには、花の香りが漂ってきて花びらがあたりに舞うという神秘的な現象が起き、それをもしているともいわれます。
そのうち、花びらの形をした紙に仏教的なモチーフの絵を描くようになり、単なる「花びら」の代用品から、それ自体が工芸的・美術的価値を持つまでになって、現在にいたります。
先日、国際基督教大学(略してICU)の宗教音楽センターで開催された「聖なる聲(こえ)」というイベントを鑑賞してきました。
これは、キリスト教の聖歌隊と、イスラム教のイマームと、ヒンドゥー教音楽奏者と、仏教のお坊さんズが、同じひとつの舞台に立って、それぞれの宗教音楽を演奏/歌唱するという、画期的なイベントでした。
散華はその際に、仏教チームのパフォーマンス(といっていいのか、お経を読むんだが)の際に辺りに撒いたものなんですね。ありがたく何枚かいただいて帰りましたが、そのままでは飾れないので、額にいれなくては、とは思っておりました。
「ないなら作ってみようじゃないか」。というのがモットー。
カルトナージュのいいところは、カッターで切って再現できそうな形なら、何でもアレンジ可能なことです。
材料も和風にして、和紙と組みひもを使いました(※材料の解説は、記事の下部にあります)。壁に掛けられるよう、上部に穴をあけて金具を留めてひもを通しました。
こんなご時世ですから、四大宗教ミックスイベント自体が貴重です。そこでもらい受けたものですから、やっぱり異文化交流に使うのがふさわしいのではないかと考えました。そのため、この二つの散華は、学生時代のホストファミリーに送りました。今頃海の向こうです~。
①散華:ICU宗教音楽センター特製、「聖なる聲(こえ)」四大宗教合同音楽コンサートで真言宗智山派観照会の皆様のパフォーマンス時に撒かれたもの。
※どのようなイベントだったかについては、下記ニュースサイトの記事に詳しいです。
参考)
ICUでシンポジウム「聖なる聲」 4つの宗教の祈り聞く : 文化 : クリスチャントゥデイ
②枠の表面の和紙:「ゆしまの小林」さんの玉虫染め。文京区湯島でおりがみ会館を運営している、江戸時代から続く和紙専門店。
参考)
湯島にある、「おりがみ会館」のサイト
③枠の外側の組紐(くみひも):相模原市津久井の特産。
参考)
くみひもの里 津久井 : 工芸品 : 特産を買う、味わう | 一般社団法人 相模原市観光協会
こちらの写真のほうがまだ分かるかも。
黒一色ではなくて、濃い青色で細かい模様が入っています。実際に手に取ると、藍染めの生地にあるような色あいなのです。
一応、老若男女問わず持てるモノをつくる ということで、このような感じになりました。
大島紬とは、奄美大島の伝統的な織物です。
独特のツヤのある褐色、複雑な模様、なめらかな手触りの絹地が特徴です。
何しろ、薩摩藩の懐を支え続けた、貴重な工芸品。
おいそれと手に入るような代物ではございませんが、こちら古い着物のハギレ=古布=USED、
ということで、小さいものなら手芸に利用できる範囲なのです。
偽物もいっぱいあるらしいですが、流石に絹の手触りは化繊と全然異なります。