同カテゴリの「日本語支援,出張授業その1」でふれたとおり,
現在,中学校で出張日本語授業をやっております.
生徒は,中国語が母語の男の子で,
本人の興味や日本語レベルに応じて
オリジナルテキストを作って対応してきました.
その数,今やA4で90ページ以上….
子どもによって必要な支援が違うので,
試行錯誤しながら何とかやっています.
このボランティア活動は,基本的にマンツー・マンで行います.
だから,上記のような細かい対応もできるのですね.
漢字圏出身の子どもには,漢字で書くと意味が伝わるというメリットがあるのですが,
その読み仮名が分からない….という問題が起こります.
学生時代に担当した子はフィリピン出身でしたから,
基礎的な英語力があり,英語を媒介言語としてコミュニケーションが取れました.
しかし,非漢字圏の子どもにとって,漢字習得は相当の試練です.
あらためて,日本語がいかに難しくて奥深い言語か,思い知らされます.